ケミカルピーリングとは?市販剤とクリニックの施術の違いやおすすめの併用治療を解説

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ケミカルピーリングとは?市販剤とクリニックの施術の違いやおすすめの併用治療を解説

角栓や毛穴の黒ずみが気になる、ハリやツヤ、トーンアップしたい方は、ケミカルピーリングがおすすめです。手軽に受けられ、ダウンタイムもほとんどなく、肌のメンテナンスとして魅力的な美容施術の一つです。そんなケミカルピーリングは、市販で購入して、自宅で行うものから、クリニックで行うものがあります。これらの違いについて、本記事では詳しく解説します。
ケミカルピーリングを受けようと考えている方にとって、施術の内容や流れ、注意点、料金についてわかりやすく解説しています。
理想の肌を手に入れるための秘訣を知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。

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ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングは、お顔に酸性の薬剤を塗布し、古い角質を剥がすことによって皮膚の再生を促進する(ターンオーバーを促す)美容治療方法です。
ニキビやニキビ跡などの皮膚トラブル、毛穴の拡大や黒ずみ、肌のくすみや弾力性などの向上に効果的です。

ケミカルピーリングで使用する薬剤は一般的に、サリチル酸、グリコール酸、トリクロロ酢酸、乳酸の4つがあげられます。それぞれの作用について解説します。

サリチル酸

角質の溶解作用により、皮膚の保湿能力を向上させます。同時に、毛穴の詰まりなどに対する効果もあり、肌の質感を整え、滑らかな肌を作り出す整肌作用も期待できます。

グリコール酸

一般的にケミカルピーリングでよく用いられる製剤です。分子が小さく、皮膚の深層まで浸透し、組織の活性化を促進して肌の状態を向上させます。

トリクロロ酢酸(TCA)

トリクロロ酢酸は、タンパク質を変性させる力が強い酸で、皮膚科でイボ治療にも利用される薬剤です。
皮膚の深い層をピーリングしたいときに使用されることが多く、コラーゲンの生成を刺激し、ニキビ跡の凹みを改善する効果を期待できます。

乳酸

乳酸は分子が大きく、皮膚の深層まで浸透しないため、肌にやさしく作用します。美白作用をもたらし、シミの治療にもおすすめです。
また、細胞の結合力を高める働きがあり、肌の凹凸を改善し、肌の表面を整える効果も期待できます。

同じピーリング剤でも、肌のハリ・ツヤ・美白を目的としたマッサージピール、肌のハリ・弾力・美白、肌質改善を目的としたコラーゲンピールなどいくつか種類があります。
それぞれの目的に合わせて、薬剤を選択できます。

こんな方におすすめ

以下のような方は、ケミカルピーリングの施術が進めです。

  • ニキビが頻繁にできる
  • ニキビ跡が気になる
  • シミや肝斑を薄くしたい
  • 色素沈着が気になる
  • 肌のハリ・ツヤ、美白、トーンアップを望む
  • シワや肌の老化が気になる
  • ダウンタイムが取れない

ターンオーバーのしくみについて

ターンオーバーの仕組み

ピーリングとは、肌のターンオーバーを促すものです。そのしくみについて説明します。

肌は、表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層から構成されていて、正常な肌であれば一般的に約28日間ほどで生まれ変わります。
このサイクルをターンオーバーと言います。このとき、肌に何が起きてるかというと、新しい細胞が約14日間かけてゆっくりと作られ、古い角質を約14日間かけてだんだんと押し上げていき、剥がれ落ちていきます。

正常なターンオーバーのサイクルであれば、約28日で肌は生まれ変わります。
ただ、以下のような理由でターンオーバーが乱れると、肌トラブルを引き起こします。

  • 加齢
  • 生活習慣の乱れ(栄養不足、睡眠不足、運動不足、ストレス、たばこ、アルコールなど)
  • 紫外線
  • 乾燥
  • 過度なダイエット
  • 不適切なスキンケア
  • 便秘

意外かもしれませんが、便秘によってもターンオーバーが乱れる場合があります。
便秘により腸内環境が悪くなると、老廃物が適切に排出されないため、有害物質が血中に溶け全身へと巡ります。肌
は、その有害物質を汗や皮脂と一緒に毛穴から排出する働きをするため、本来の肌の再生機能であるターンオーバーが乱れ、肌荒れが起こる可能性があります。

ハイドラフェイシャルとケミカルピーリングの併用治療がおすすめ

ハイドラフェイシャルとケミカルピーリングの併用治療がおすすめ

ケミカルピーリングは、皮膚にピーリング剤を塗布して薬剤を浸透させることで、肌のターンオーバーを促進させるものでした。
言うなれば、予防的な意味合いが強く、汚れが溜まりにくくするように肌を整えるものです。

ハイドラシェイシャルは、角栓の除去、毛穴の洗浄や引き締め、くすみの改善、細かなしわ、たるみの予防にもつながります。
特に今詰まっている角栓や角質を、水流を使って直接取り除き、毛穴の奥までクレンジングをするため、角栓や汚れによる肌の黒ずみが改善するため、施術前後でわかりやすくきれいになったと感じやすいです。

うちらも美肌に効果的な施術で、今ある汚れとこれから蓄積される汚れのケアができるため、併用して行うと非常に効果的です。
また、施術後のイオン導入も行うと、肌に直接栄養を送り、保湿もできるため、セットで行うとより美肌に近づくことができます。

市販のピーリング剤とケミカルピーリングの違い

市販のピーリング剤とケミカルピーリングの違い

わざわざクリニックに行かなくてもドラッグストアなどでピーリング剤が手に入ることから、「市販のピーリング剤を使ってもいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、市販のピーリング剤とクリニックで行うピーリングは、薬剤の種類や濃度が異なり、その効果にも大きな差があります。

市販のピーリング剤は、クリニックのものと比べると薬剤の濃度もご家庭でも安全に使用できる濃度に調整されており、マイルドな効果を感じることができます。
ただ、市販のものであっても、頻繁にピーリングを行うのは、肌が必要以上に乾燥してしまうので避けましょう。
クリニックに行く時間が取れない方や、敏感肌の方向けの日常ケアの一つとして使用するのに向いています。(使用方法をしっかりと守ってご使用ください)

一方で、クリニックで行うピーリングは、サリチル酸、グリコール酸、トリクロロ酢酸(TCA)、乳酸など、さまざまな種類の薬剤があるため、一人ひとりの肌質や状態に合わせて薬剤の種類や濃度を調整することができます。
季節や環境、肌トラブルによって、肌の状態は常に変化するものです。
自分の肌に合った薬剤の選択や安全性、より効果的な角質除去や肌質の改善を望む場合は、クリニックでの施術をおすすめします。

ケミカルピーリングの施術の流れ

01

ご来院・カウンセリング

施術に関する疑問や不安な点をじっくりとお伺いします。そして、医師が患者様の肌の状態を確認し、施術が可能か判断いたします。(施術が適切でない場合、お断りする場合がございます。)
02

洗顔

カウンセリングが終わりましたら、ピーリング剤が皮膚に均一に塗布されるように、洗顔をして、メイクや日焼け止め、皮脂などを落とします。クレンジング剤などはクリニックにてご用意しておりますので、ご利用ください。
03

施術

ベッドで横になり、髪に薬剤がつかないように、タオルで髪をまとめます。医師が選択したピーリング剤を、肌に均一に塗布します。しばらく時間を置いたら洗い流して、クーリングをして終了です。
04

アフターケア

ピーリング後は、肌のバリア機能が一時的に弱まっているため、日焼け止めや保湿を行います。その後、メイクをしていただけます。施術当日は、特に日焼けに気をつけてください。

ケミカルピーリングの料金表

※美容ケア初診料として別途2,200円かかります。再診料として1,100円かかります。

プラン 金額 お悩み パック内容 所要時間
スターターパック ¥5,500(税込) ニキビ、毛穴の黒ずみ サリチル酸マクロゴールピーリング+クーリング 施術15分
滞在45分
スタンダードパック ¥6,600(税込) 肌シミ・ハリツヤなどまでを考えたケア ・サリチル酸マクロゴールピーリング+クーリング
・高濃度ビタミンC誘導体(9%)ローション
・トラネキサム酸 ローション 5%
施術20分
滞在60分
プレミアムパック ¥11,000円(税込) 気になる肝斑まで対応するトータルケアパッケージ ・サリチル酸マクロゴールピーリング+クーリング
・高濃度ビタミンC誘導体(9%)ローション
・トラネキサム酸 ローション 5%
・トレチノイン配合クリーム
・アスタキサンチン配合ジェル
施術20分
滞在60分
プラチナパック ¥23,000円(税込) 気になる肝斑まで対応するセルフケア付き
トータルケアパッケージ
・サリチル酸マクロゴールピーリング+クーリング
・高濃度ビタミンC誘導体(9%)ローション

・トラネキサム酸 ローション 5%
・トレチノイン配合クリーム

・アスタキサンチン配合ジェル
・セルフケア用品付き
・アスタキサンチン配合ジェル 15g
・高濃度ビタミンC誘導体(9%)ローション 50ml
施術20分
滞在60分
【オプション】ハイドラフェイシャル ¥6,600(税込) 組み合わせることで美容成分の浸透効果UP! 追加+10分
【オプション】ハイドラフェイシャル+RF ¥9,900円(税込) 組み合わせることで美容成分の浸透効果UP! 追加+15分

副作用や注意点について

副作用や注意点について

ケミカルピーリングは、薬剤を皮膚に塗布して肌の再生を促進する治療方法です。
薬剤を使用するため、肌トラブルが起こる可能性がありますので施術前に、副作用や注意点について把握しておきましょう。

主な副作用

  • 皮向けや色素沈着
  • ピリピリとした感覚やあたたかくなるような感覚
  • 赤みや腫れ
    施術後にクーリングを行いますが、赤みや腫れといった症状が少し残ることがあります。

注意点

ミカルピーリング治療を受けられない方には、次のような方が含まれます。

  • 日常的に紫外線に浴びる機会が多い方(日焼けサロンなどを利用している場合もNGとなる場合がございます)
  • 現在治療中の疾患がある方
  • ケロイドや過剰な肌の色素沈着の傾向がある方
  • 免疫不全の方
  • 妊娠中や授乳中の方
  • 治療予定の部位に傷がある方
  • 過去にピーリング治療による肌トラブルの歴史がある方
  • 皮膚が敏感で、化学薬品による刺激に過敏な方

これらの条件に該当する場合、カウンセリング時に必ず医師に相談してください。

よくある質問

よくあるご質問
Qケミカルピーリングはどのような症状に効果がありますか?

ニキビ、ニキビ跡、シミ、肝斑、色素沈着、毛穴の汚れ、黒ずみ、いちご鼻などに効果がある治療です。薬剤の種類によっても効果はさまざまなので、目的に応じて、薬剤を選択ください。

Q痛みはありますか?

痛みというよりピリピリとした感覚や火照るといった状態に近いです。耐えられないほどの痛みではなく、施術後にしっかりと冷やして鎮静させるため、麻酔の必要がなく、受けられます。痛みに敏感な方は事前にご相談ください。

Q施術時間はどれくらいですか?

20〜30分程度です。カウンセリングやアフターケアの時間を含めると60分程度見ていただくとゆっくり施術を受けられます。

Qどのくらいの頻度で施術を受けるのが良いですか?

2〜3週間に1度のペースで施術することができます。肌のターンオーバーを整えるため、定期的に受けることをおすすめします。施術の間隔が狭いと、副作用が強く出る場合があるため、適切な頻度での施術をおすすめします。

Q他の施術はいつから受けられますか?

ハイドラフェイシャルやイオン導入は同時に受けることができます。また、施術後は肌のバリア機能が低下している状態のため、他の美容施術を検討中の方は注意してください。特にレーザーやハリを伴う施術(ダーマペンやポテンツァ)の場合、1ヶ月ほど間隔を空けていただく場合があります。詳しくはカウンセリング時に医師にご相談ください。

まとめ

市販のピーリング剤とケミカルピーリングは薬剤の種類や濃度が異なり、その効果にも大きな差がありました。肌の状態はなかなか自分では判断できない場合もあるので、ケミカルピーリングを検討されている方は、事前に副作用や注意事項を必ず把握した上で、医師とのカウンセリングを通して受けましょう。

当クリニックでは、初めての方でも安心して施術を受けられるように事前のカウンセリングに力を入れています。不安な点や疑問がある方は、お気軽にご相談ください。

CONTACT

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医療法人七彩 理事長 本間 理加

監修者

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